みんな大好き!さつまいも🍠
秋になるとスーパーでも焼き芋が売られていたり、お菓子コーナーでも季節商品として
さつまいも味がたくさん並びますよね^_^
鹿児島県に住んでいる私にはとても身近な食材で、うちの子ども達も大好き♡
今日はそんなさつまいもについてのお話です。
さつまいもってどこから来たの??
さつまいもの生まれはメキシコを中心とする熱帯アメリカ。
日本には1600年頃(江戸時代)に中国から伝わり、琉球(今の沖縄県)から薩摩(今の鹿児島県)、薩摩から全国に伝わったことから”さつまいも”と呼ばれるようになりました。
中国から来たので「からいも」と呼ばれたり、中国での呼び名と同じ「甘藷(かんしょ)」とも呼ばれます。
さつまいもってどんな植物?
さつまいもはヒルガオ科サツマイモ属の植物で、主につるや根を食べます。
ヒルガオ科なのでさつまいもの花は
同じヒルガオ科のアサガオにそっくり(^^)
白と紫でとても綺麗です。
さつまいもの花は日照時間と温度の条件が整わないと咲きません。
短日植物といって、1日の日照時間がある程度短いことと、さらにさつまいもはもともと熱帯地方の植物なので温度も低すぎると咲かないのです。
日本では沖縄では咲くようですが、本州では夏の日照時間が長いため咲きづらいようです。
しかし、マルチなどで日照時間を調整したりアサガオを接木することでさつまいもの花を咲かせることはできます。
接木して花を咲かせたりするのは
夏休みの自由研究などでやってみると面白そうですよね♪
さつまいもは極性と言う性質があり芽が生える方向と根が生える方向が決まっているのでそれを観察するのも面白そうです。
さつまいもの栄養🍠は?
さつまいもと言えば甘~い美味しさ♪
さつまいもは糖分が多いため甘く、しかもでんぷん(アミロース)を麦芽糖(マルトース)に分解するβ-アミラーゼと言う酵素を多く含むため、加熱過程で麦芽糖がたくさん作られて甘みが増します。
その他、さつまいもはじゃがいも同等のビタミンCを含み、加熱しても壊れにくいため効率的にビタミンCを取ることができます。
そして、さつまいもは他の芋類よりもカルシウムを多く含んでいます。
じゃがいも100gあたりに3mgに対して
さつまいも100gあたりには40mgも含まれます。
カルシウムはさつまいもの皮の部分に多く含まれるので、さつまいもは皮ごと食べるのがおすすめです。
さつまいもをより甘ーくするには?
さつまいもをより甘くするためには加熱するときの温度が重要です。
さつまいもの主な成分であるデンプンは水と一緒に65~75℃くらいの温度で加熱するとやわらかくなります。
ここに、アミラーゼというデンプンを壊す酵素が働くことでデンプンが甘味のある麦芽糖になります。
ひとつポイントなのがこのアミラーゼという酵素は80℃を超えると働かなくなってしまうのです😭
なので、甘くて美味しいさつまいもにするためには65~80℃の温度がなるべく長くなるように加熱するのが大切です。
さつまいもを甘くするには炊飯器調理がおすすめ!
手軽に甘くて美味しいさつまいもにするには炊飯器を使って調理するのがおすすめです。
やり方は簡単♪
炊飯器にきれいに洗ったさつまいもを皮ごと入れて、そこに水をさつまいもの高さの半分程度まで入れ炊飯スイッチを押すだけ!!
玄米モードでするとよりねっとりとした仕上がりになるのでお好みで(^^)
栄養満点!秋の味覚のさつまいも🍠
是非、おやつに炊飯器焼き芋を作ってみませんか??
出典:農林水産省ホームページ
日本食品標準成分表