管理栄養士取得後の勉強~栄養疫学①~

勉強シリーズpart2.今回は「栄養疫学」について。

栄養疫学って皆さん馴染み深いでしょうか?私が学生の頃はまだ栄養疫学というものはなかったように思います。広義には公衆衛生学分野に属します。

日本での栄養疫学第一人者といえば、佐々木敏先生(現:東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 疫学保健学講座 社会予防疫学分野 教授)。

学生の頃一度先生が講義をしに来てくださり、その時に衝撃を受けたことを今でも覚えています。私が栄養疫学を知ったのも、興味を持ったのも佐々木先生がいたからです。

とはいっても、私が学生時代、苦手教科No.1だったのは公衆衛生学、疫学という言葉を聞いただけで難しいと感じ、出産・子育て・移住で時は流れ…すっかり忘れていましたが、そんなある日佐々木先生の本を読み、やっぱり佐々木先生の疫学を学びたい!と思いました。

というのも、ライティング等の仕事を引き受ける中で、きちんとした情報、信頼のおける情報を届けるには栄養疫学の考え方が必要だと思ったからです。

雑誌やテレビでの栄養情報があふれる中、どれが正しくてどれが信用に値するのか、管理栄養士である自分自身がきちんと見極められなければ、誤った情報を伝えることになり、ひいては管理栄養士全体のレベルが低下するのは避けたいと思ったからです。

ちなみに本はこちら⤵

管理栄養士として正しい情報を伝えたい!と思っている方は是非読んで欲しいです。

そんな時に疫学を学びたいと思っている方が誰でも参加できるという「東京疫学研究会」の存在を知りました。

東京栄養疫学勉強会

私たちは栄養疫学に対する理解や技術を深めたいと思う者が集まり、 また仲間作ることで交流を広げていくことを目的とした自主勉強会です。 日本の栄養疫学の発展のために…

私が知った時にはすでに研究会ができてから随分立っていたことを知り、情報をリサーチすること、キャッチすることは大切だと痛感

ここで一から勉強しよう!と思い切って参加…したかったのですが、まだ子供が小さいうち集中して長時間参加することができず断念。。。ありがたいことにyoutubeの動画も無料で見ることができるので、細々とみていました。が、皆さんの知識レベルの高さに驚き、ついていくのに精一杯(いや、ついていけてない💦)

そしてなんとこの疫学研究会は「若手」のための会なので、今から学ぶにはアラフォーの私はタイムリミットが来ていました😨

けれど、この知識は絶対に学びたい!学ぶべきだ!

と思い、というのもいつぞやの学会または懇親会だったかな?で、佐々木先生がおっしゃった

「栄養士の知識が低いのは、それを伝え教える栄養士の力が足りない」

という一言が私の心にずっと残っていたからです。

私は栄養学の非常勤講師としても活動していますが、このままではいけない!栄養士の社会的地位向上を伝える前に自分自身がもっとしっかり学ばないと!と感じたからです。

先生の言葉は、本当に栄養学の未来を考えてくれているからこそであり、ありがたく心に響き、今でも勝手に私が糧にしている言葉です。

さて、疫学研究会に参加するには年齢制限が来る、しかし先生の研究室へ学びに行くのも環境を考えると現実的ではない…

一人で動画を見ても基礎知識がない私はモチベーションを保てていない…どうしたものかと悩んでいるときに、これだ!というものに出会いました❣

と、長くなりそうなので続きは次のブログへ✲

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